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【熟愛ノスタルジー 完結編】発売中!

シリーズ完結作【熟愛ノスタルジー 完結編】が発売されました。

完成までに一年半近くかかってしまいました。

永い間お待たせしてしまって申し訳有りません。

このブログを書くのもだいぶ久しぶりです。

何もかもが滞っていましたが、それでもこうやってシリーズを完結させる事が出来てホッとしています。


今作は自分の作品中最も多い66ページという事もあって、かなり大変でした。

まぁ大変ではなかった作品はないんですが、やはりページ数的に今回が最も大変だったと感じます。

シリーズ完結編ということもあって話をまとめる為にストーリー部分にいつもよりページを割かなければならなかったのですが、それでエロシーンを削るのは絶対に嫌で、むしろいつもよりエロシーンを増やしてやろうと思った結果このページ数になりました。

ページ数の増加に伴い、販売価格はいつもより100円高い800円にさせて頂きました。

ご了承のほどよろしくお願い致します。


ストーリーについてはいつも通りのイチャラブです。

ラストは当初、かずおがさよ子の元を離れしばらくした後さよ子は再婚し、かずおはげんたからその事を知らされショックを受けるも、もう一度人を愛する気持ちを思い出したというさよ子の言葉に嘘はなかったという事が分かり涙ながらに彼女の幸せを願う、というちょっと切ない感じにするつもりだったのですが、エロ漫画で抜くのにそういう切なさは何の意味も無いし、ページも無駄に食いそうだし、新たに背景などのモデリングも必要になりそうだったので止めました。


現代シーンを入れるのは当初から決めていたのですが、ただ新たにかずおとげんたの老人バージョンと赤ん坊の3Dモデルを一から作るのは時間的に厳しい事、そして今と比べると明らかにクォリティの劣った過去キャラを出すことに強い抵抗感があったことから、あの現代シーン4ページは手描きでやろうとしていました。

しかしいざ描き始めると全然筆が進まず、これはモデリングより時間がかかるとなり断念。

どうしたものかと頭を捻った末に思いついたのはボーン変形でした。

かずおの体をボーンで拡大したり伸ばしたりしながら青年の体付きに近づけ、そこからシェイプキーを使って顔や体の細かい部分を調整して骨格を大人っぽくしました。

思いの外上手くいき、作業時間もそれほどかかりませんでした。

この青年バージョンのかずおは最後のページで使いました。

さらにこの青年かずおにマルチレゾリューションモディファイヤ(映画などで使う特殊メイクのように元の形の上に凹凸をモリモリと盛ったり削ったりする事が出来る機能です。)を追加し、老人の骨格になるようにスカルプトしていき、テクスチャを追加して老人の肌の色や細かい皺をテクスチャペイントで描き込み、ヘアーパーティクルを使って髪を生やし老人バージョンのかずおを作りました。

げんたも同じ手順で作りました。

突貫作業でしたが思ったより作業時間はかからなくて、それでいてそれなりの完成度の出来になりました。

赤ん坊のモデリングはフリー素材のモデルを改造し、帽子を被せてタオルを巻くことで髪と体のモデリングを回避し作業量を大幅に減らしました。

出来はまぁまぁ良かったのですが、ただフリー素材のモデルを改造するより一から自分で作った方が絶対早かったですね。


過去作のキャラはライティング次第でいくらかマシな絵になるだろうと思っていたのですが、そんな事はなかったですね。(笑)

とにかく小さいコマを使ってごまかすしかなかったです。


今回でシリーズ最後なのでやりたかったエロシーンを全てぶちこんでやろうと挑んだんですが、結構やり残しがありましたね。

ネームを描いてる最中にやりたかった事を忘れてしまうんですよね。

そもそもこのノスタルジーシリーズをやろうと思ったきっかけすら忘れていました。

制作に長く時間をかけすぎたせいかもしれないですね。

ちなみにきっかけというのは、ヘンリー塚本監督の昭和のエロスを題材にした作品です。

ヘンリー塚本作品の世界観を漫画に落とし込もうとこのシリーズを始めたわけですが、描いていくうちにいつのまにか忘れてました。

やり残し分は支援サイトなどで補完していこうかと思ってます。


モデリングについてですが、今回は新キャラはいないのであまり語る事が無いですね。

汗と精液のシェーダーの設定をちょっと変えました。

以前よりも若干違和感が減ったような気がします。

あとはノーマルマップという擬似的な陰影や凹凸を表現出来るシェーダーがあるのですが、さよ子のノーマルマップの値がゼロになっていることを作業後半まで気づかなかった事ですね。

もうやり直し出来る段階ではなかったのでそのまま続行しました。

まぁ作者本人も気づかなかったくらいですから、たいしたミスではなかったですね。


クリップスタジオの方の作業ではいくつかの新しい試みをしました。

画面全体のコントラストを少し強めに調整しました。

以前にコントラストの強い陰影が付く画は漫画に向かないと言っていましたが、イラストなどで評価が良かったので今回漫画でも試してみました。

あとは効果線と擬音を今までよりも多めに入れました。

画面に勢いが出たとは思いますが、鬱陶しさ、見づらさも出てしまったかもしれません。

正直この試みは良かったのか悪かったのか自分ではちょっと分からないです。


コマを大きく取ってページ数を稼ぐという事はせずに、1ページ1ページしっかり詰め込んだ上でのこのページ数というのは、我ながらよくやったと思います。

エロ密度の濃い作品に仕上がったのではないでしょうか。


今回で完結となりましたが、シリーズ全体を通して概ね満足の行く仕事が出来たと感じています。

他のシリーズは完成してからしばらくすると後悔というか力不足による不満みたいな気持ちが湧いてくるんですが、このノスタルジーシリーズはそういう感情はあまり湧いてきません。

今でも全作品いい出来だと思ってます。

ただ淫熟ノスタルジーはあまり売れてないんですよね。

何ででしょうかね?

他の作品と路線も変わらず作画のクォリティも決して落ちていないんですけどね。

何がいけなかったのか未だに分かりません。

個人的にはお気に入りの作品なんですがね・・・。


今後の作品についてですが、自分はとにかく乱交物が好きなのでそういう作品を何度も作ってきましたが、労力的にあまりにきつく費用対効果も悪いのではないかと感じつつあり、今後は一対一のプレイを中心にストーリーを作っていこうかと考えています。

ただ熟女、少年、イチャラブ路線だけは変更する事はおそらく無いでしょう。


モデリングについては今のディフォルメされたデザインのままか、リアル系に寄せるか迷ってる所です。

リアルさを追求するならそもそも実写AVでいいじゃんと昔は思っていたのですが、最近他の3Dアーティストの作品を見て、3D独自のリアルさというのもあるんじゃないかと思い始めました。

次作では大幅にデザインが変わるかもしれません。


次の作品は母子相姦物を考えています。

本当はもっと沢山母子相姦物をやりたかったのですが、話を作るのが難しくて中々出来なかったんですよね。

難しいというか母子姦に至るまでの展開がだいたい同じで、だいたい同じ様な話になってしまうんですよね。

まぁ同じ様な展開や話でも読者から見ればそんな気にならない事は分かっているのですが、作者的にはどうにもそれが許せなくて逡巡してました。

次回からはそうのは割り切って描いていきたいと思ってます。

自分が描きたいものより自分が読みたいものを描くがモットーですからね。



長々とあとがきにお付き合いくださりありがとうございます。

それではまた。

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